A.W.A 151-RIGID
金属リベットでポケットを補強したデニムパンツが誕生したのは1870年代初頭のこと。以来、ジーンズのバックポケットには、剥き出しのリベットが打ち抜かれていました。しかし馬の鞍や自動車のシート、椅子などを傷つけるという欠点から、1937年に開発されたのが、生地の内側にそれを隠したコンシールドリベットです。そして股下のクロッチリベットと、ウエストのサイズ調整を行うシンチベルトは、第二次大戦の物資統制により'42年に廃止となりました。本作はそんな時代の狭間、つまり'37~'42年というわずかな期間にのみ生産されて稀少な一本をモチーフとしています。またワークパンツであったことを物語る深めの股上や全体的にゆとりのあるストレートシルエットも、当時にならったものです。生地にはロープ染色で染めた糸を、旧式力織機で織り上げた13.5オンスのセルビッジ付きオリジナルデニムを採用。縫製糸にもヴィンテージに近い質感と優れた強度を併せもつコアヤーンを使い、要所をオールドミシンのユニオンスペシャルで縫い上げました。フロントはボタンフライです。
¥ 24,200 税込
220 pt